社会主義史①〜“平等”から“独裁”へ〜【現代史】#383
毎日働いても貧しいままの層と、工場の持ち主との格差。この社会の矛盾を変えるために生まれたのが「社会主義」でした。今回のエピソードでは、平等を目指したはずの思想が、なぜ最終的に「誰も批判できない国」へと変貌してしまったのか、その歴史の始まりを紐解いていきます。
産業革命が社会主義の出発点になったそうです。
社会主義という思想が生まれた背景には、19世紀の産業革命があります。機械化が進み、工場を持つ資本家が豊かになる一方で、多くの労働者は貧しいままという「経済格差」が顕著になりました。この不条理を解消し、生産手段を共有して平等を達成しようというのが社会主義の理想でした。
マルクスの描いた未来と実際の革命にはズレがありました。
思想家のマルクスは、資本主義が成熟した後に自然と社会主義へ移行すると説きました。しかし実際には、工業化が遅れていた農業国のロシアで革命が起きます。1917年のロシア革命で権力を握ったのはレーニン率いるボリシェビキでしたが、彼らには労働者階級の指示を十分に得られないという致命的な誤算がありました。
理想を追求した結果、権力が集中し始めました。
本来は労働者が国を統治すべき社会主義ですが、現実は少数の指導者による支配が始まりました。中盤では、ある人物が台頭し、反対派を次々と排除していく残酷な光景が語られます。なぜ平等を目指した国がこれほどまでに強権的になったのか、その歴史的分岐点は本編で詳しく解説されています。
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